差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2009年4月26日日曜日 3:42
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 「六龍鉱泉(台東区池之端)」

ナカムラです。

今日(4/24)は、「六龍鉱泉(台東区池之端)」に行ってきました。
根津駅(東京メトロ千代田線)から、0.4キロ、5分くらいです。

今日から企業の決算発表シーズンがスタートする。未曾有の需要減退で大幅な赤字が見込まれる企業も多い。悪い悪いと言われそれが織り込まれながらも巨額の赤字が発表されれば市場は少なからず動揺する。
いつものシーズンになく、少しだけ気が重い感じがする。
おまけに、今日は小雨がぱらつく少し肌寒い日だ。

六龍鉱泉。ここを訪れるのは5年振りくらい。上野動物公園の裏塀に接した一角にある熱い湯で鳴らす言わずと知れた下町の有名温泉銭湯。

久しぶりの六龍はひっそりとしていた。金曜日の20:30。相客は2人だけだった。番台がフロント式に変わっている。この六龍がと思うけど、年若い若旦那が同湯を継ぐのに当たってそうせざるを得なかったようだ。

女将に「相変わらず熱いんですか」と聞けば、間髪入れず「熱いです」ときっぱり・・・。

やや薄い茶色の鉱泉の温度は、やはり熱く44℃以上はある。バイブラで攪拌された湯が肌に絶えず噛みつくようだ。かき混ぜ棒が置かれた深槽は、湯温46℃強といったところか。片足を入れてみるものの、入るだけで体力が消耗しそうなので今日はパスする・・・。

床はレトロな3センチ角の白タイル。奥壁には錦帯橋の大きなタイル絵。地元で熱烈に支持されるシンプルないい銭湯だ。

ビールが無いので飲料はパスし外に出て写真を撮っていると、小雨の中、若い女の娘が自転車で息を弾ませながらやってきた。そして、程なく同湯を出てきた相客と仲良く小道を抜けていった。

ここらあたりは風呂無しアパートも残る地域。今日は週末の金曜日。若い二人はどんな関係なのだだろうか・・・。つらつらとそんなことを思いながら彼らの後ろ姿を見ていた。

《前回訪問:2003.02.23》