新小岩・旧カフェー街跡 H18.4.15

昭和4年築のレトロ銭湯「旭湯」へ行く前に、旧女性街を散歩・・・。
松島三丁目。その旧カフェー街は、駅から「ルミエール」というアーケード街を0.7キロくらい進んで、アーケードが途切れるあたりの一角にある。

最盛期は「丸」の中に「健」と書かれた赤い提灯を下げる80軒くらいの店があったようだ。
それにしても、○に「健」とは怪しすぎる符丁だ。

カフェー独特の意匠の建物が、今もいくつか残っている。どこのカフェー街の建物もそうだけど、使われていない空き家も多い。物理的な耐用年数を過ぎて、静かに朽ちていこうとしている。
棕櫚の木が多いのが印象的だった。



夕方なので、スナックは判らないけど、人気のない建物になってしまっている。








夕方になると、茶色の戸が開き、硝子戸が現れた。
カウンターのみの喫茶&スナックのようだ。


持ち主が同じなのか、工事業者が同じなのか、「小蝶」と同じ派手な緑のペンキが塗られている。





右の写真の木戸の裏にもう一つ玄関がある。


「山喜」という屋号だった建物。


正面には入口と勝手口が、側面(右写真)にも立派な玄関がある。


廃業した料理旅館か


「純喫茶エルザ」の看板が残る


『赤線跡を歩く』で紹介されていた印象的な建物はこの路地にあったようだ。
建物と建物の間に角材を渡した街灯は既に無かった。




ルミエールの古風な自転車店

道の奥にあった割烹「玉屋」跡は、共同住宅の工事中だった。
夕方でも「佐竹」は営業の気配が無かった。

屋根は一体だけど、裏から見ると4戸が合体したような構造。

「純喫茶 エルザ」の裏側