差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2006年2月19日日曜日 13:54
宛先: 銭湯ML
件名: ねぎしの湯 大盛舘(横浜市磯子区上町)

ナカムラです。

今日(2/18)は、「ねぎしの湯 大盛舘(横浜市磯子区上町)」に行ってきました。
根岸駅(JR根岸線)から1.4キロくらいです。今日は、磯子駅からバスに乗って、同湯傍らの「根岸橋」で降りました。

1階が駐車場になっている4階建ての建物。浴場設備と経営者の居宅が入っているようだ。
改築前の同湯に来たことがあるけど、同じ敷地にこんなに大きな建物が建つの?という印象の、堂々としたもの。

2月5日に改築リニューアル・オープン。日がまだ経っていないので、入口を入るとウッディーな床に、贈られた花が並んでいる。入口は2階、エレベーターと階段がある。

上がると靴脱ぎスペースと100円返還式の下足ロッカーがある。ただ、100円を入れて施錠するのがめんどうなんだろう、ロッカーに入れられていない履物が結構並んでいる。スーパー銭湯などでは見ない光景だ・・・。

入口を入るとチケットの自販機と飲み物をサーブするスペースを兼ねているフロント。入浴料400円にサウナ代300円。バスタオルは100円で別料金。以前と同様で、サウナ証的な物は渡されない。

フローリングの床には、表道路に面した側にテーブルが5つほど並んでいて、天井からは液晶テレビが下がっている。小さいながらもよくあるスパー銭湯的な雰囲気になっている。(有)宝設計アクアデザインオフィス(東京・赤羽)からの花があったので、同社のプロデュースのようだ。

男湯は、幅5間、奥行4間スペースに、脱衣所、浴室、ベランダ(露天岩風呂)が配されている。

脱衣所は幅3間、奥行2間ほどと小振り。床は籐敷きで、天井は1間半ほど。50個のロッカーとデジタル体重計。これだけが旧銭湯から引き継いだと思われる、扇風機がある。

この脱衣所の奥にベランダがあって、脱衣所より広い、幅3間、奥行2間半のスペースに露天風呂が設置されている。床は薄緑色のスレート敷きで、浴槽も岩風呂風になっていて、寝湯と淡いバイブラになっている。今日は寒いせいか、露天にはあまり客が居ないし、来てもすぐ屋内の浴室に入ってしまう。ここら辺が、スーパー銭湯の客層と少し違う感じを見る。

浴室は、幅2間、奥行4間と細長い。意外にも三角の天井が高く、最高部は2間半くらいある。表からは大きな建物に見えたけど、露天風呂が屋根のないベランダだったり、浴室の天井が高いことから、この建物の3、4階部分は狭いのだろう。床は露天と同様の緑のスレート敷き。カラン周りはグリーンで、その上は大型タイルでピンクと白の市松模様と、なかなかいい配色になっている。

浴室の最奥部には、7点座ジェット、1穴ジェット、ボディーマッサージ、電気、寝湯が、こまごまと詰まっている。ボディーマッサージの水圧が痛いくらいに強力なもの。
カランは外壁側に10反対側に7つ。カランはWaguriの取っ手が銀色のもの。シャワーの取っ手がその横にあり、手元でシャワーの操作できる便利な構造になっている。

ほぼ浴室の真中に2人用の水風呂と掛け湯を汲む小さな槽がある。
サウナは、テレビ付で7〜8人用。コンフォートサウナと称して、説明書きによれば、80度くらいの温度と適度は湿度を保ったものらしい。まだ新しいので、木の香りが新鮮で気持ちがいい。水風呂と3往復くらいする。

目だったビジュアルはないけど、三角天井脇の採光部にステンドグラスを模した装飾がある。

小さい銭湯ながら、その規模に比して大きい露天風呂やサウナがある。温泉が多くなってきたスー銭と比べると力不足だけど、ここら辺りは、風呂なしアパートも多い地域だし、生活銭湯としては、出色の銭湯だと思う。客同士が会話を交わしているのも、スー銭とは違う。

上がりは、缶ビールがないので、生中400円。自動でビールを注ぐ機械を初めて見た。

根岸橋からバスに乗り野毛のレトロな飲み屋街に出る。「第二港興産ビル」という、いかめしい名前の木造の飲み屋が入っている建物の2階の「トモ」という店に入る。古い居酒屋を引き継いだ店で、焼酎の梅割り、マルッコルリ2杯、牛スジ煮、大根もち、ゴーヤチャンプルー、骨せんべい、鯵の南蛮漬けで2500円と格安。値段の安さとメニューの多さには驚かされる。そして、見栄えは質素ながら、味は優れたものだ。
酒1杯とつまみ2品の予定で入ったんだけど、食べ過ぎてしまった・・・。

トモこと某智子さんは、今はジャンルとして消滅した、年配だけど、五月みどり風の和風お色気タレントといった感じ。少し褒めすぎかも知れないけど、「トモでぇーす。」と名刺を差し出されると、昔はクラブにでも居たのかなと想像してしまった。

雨の中、都橋際のBAR「日の出理容院」にジントニックを飲みに行くが、何故か休みだった。

《H16.9.11旧大盛舘訪問レポート》




磯子区上町(かみちょう)
[昭和40年7月1日設置、住居表示]

町名の由来
昭和40年の住居表示施行に伴い、西根岸上町の全部から新設された町です。

古くは久良岐郡(くらきぐん)根岸村といい、明治34年の横浜市編入の際、根岸町となり、昭和2年の町界町名地番整理事業の施行に伴い、根岸町字芝生、西芝生、下、坂下、馬場、上の区域を西根岸町とし、昭和8年の町界町名地番整理事業の施行に伴い、西根岸町字上から西根岸上町を設けました。

町名は字名「上」を採りました。西側を堀割川が流れています。
「横浜の町名」(横浜市市民局)より


「トモ」。第二港興産ビルの2階にある。
古い居酒屋の店舗を引き継いでいるようだ。趣きあるカウンターがある。








BAR「日の出理容院」