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西巣鴨・滝野川浴場
 2019.08.02.





西巣鴨にあった千川浄水場から王子の大砲工場・抄紙工場・紡績を繋ぐために幕末に掘削された、千川上水・王子分水の傍らに大正時代に創業している。戦災も免れている。

その後、開通した志村坂上までの都電・志村線の西巣鴨電停前となり、同湯の前の八幡通り商店街もかなり栄えたという。現在は昭和40年代後半に建替えられた古いビル銭湯。

三田線開通の頃、井戸が涸れて、現在は水道の水を薪で沸かしているという。以前来た時よりもかなり入りやすい湯温だった。浴室内に金魚が泳ぐ池があるという極めて稀有な銭湯だ。浴槽は岩風呂。床もタイル張りではなく石張り。猛暑日の今日、中島さんのペンキ絵のある浴室の窓はフルオープン。清々しい夏風呂を満喫。

《前回訪問:2012.02.05.》