虎の湯(武蔵野市八幡町) 2014.04.05.
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再訪するが何と休業中だった。コインランドリーで洗濯していた方の話によれば、大将だろうか、入院、退院、入院と、休業もそれなりに長期になっている模様だ。

外観は普通のなりをしているけど、同湯の岩風呂は銭湯で恐らく日本最高水準だと思う。お湯もすこぶる良質だ。日本の宝。復活して欲しい。

(再掲)
五日市街道は今でも武蔵野の面影が濃い。その街道から少し入った所にある昭和36年築の伝統的木造銭湯。折上格天井の脱衣所も相応にレトロだけど、”岩風 呂”を標榜する浴室は圧巻だった。三方を岩壁が囲んでいる。奥壁の高い所では4間弱の天井近くまでも岩の高さがある。そんな岩壁に”屋外看板”が組まれ、 早川さんの「伊豆海岸(平成十九年十一月十四日)」のペンキ絵もある。島カランや床のタイルもオリジナルだろう。昭和30年代の銭湯の原風景がある。岩の 割れ目から溢れ、浴槽からオーバーフローする清澄なお湯にも感銘を受けた。水道水を薪で沸かしたものと言うが、武蔵野市の水道の水は8割が深井戸からの天 然水という東京屈指の水質。相客も目を瞑って、気を鎮めている。小生も、心の故郷、足が遠のいている辻堂・不動湯に思いを馳せていた。。。

《前回訪問:2013.03.16.》

隣の廃材の解体作業場にペンキ絵が2枚掲げられていた。
奥の絵は早川さんの画風のようにも見えるけどどうなんだろうか。