差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2010年6月19日土曜日 0:09
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件名: 桃仙浴場(豊島区西池袋)

ナカムラです。

今日(6/13)は、「桃仙浴場(豊島区西池袋)」に行ってきました。 池袋駅(山手線)から、0.6キロ、7分くらいです。

お遣い物の調達で神田・近江屋洋菓子店へ。初めて行ったけど、まだこんな店があるんだぁと いうくらい「昭和40年」が残っていた。喫茶スペースでは、コーヒー、フレッシュジュース、 ボルシチなどがお代わり自由。しかし、使い捨てのスチロールの食器で評価が分かれるかな。

さて、何だか無性に身体がダルく眠いなか、地下鉄で池袋・桃仙浴場へ。伊香保のような褐色 の濁りがあって、鉄鉱泉という泉質。東京の温泉は、黒湯系統が多く、この泉質はかなり珍し い。そして、この桃仙浴場が65年の歴史を閉じる。

65年前といえば昭和20年。戦後の池袋はヤミ市が広がり、その騒々しさが有名だった所。そ んな時代に創業したことを知る。

現在はマンションの1階に入る小銭湯。東京でも5指に入る小ささだと思う。浴室の天井は2 間半くらいはあるものの、傍らの脱衣所は、狭さ故にメゾネットのように2階構造。泉質だけ でなく、小ささや、構造にも大きな特徴を持つ。

再訪して気が付いたけど、狭い洗い場の中央にあった正六角形の島カランが無くなっていた。

色味だけなら川崎近辺にも褐色の濁り湯はある。しかし、やはり浴感が強いこの褐色の鉄鉱泉 はいい。黒湯のようないい香りはないけど、「温泉」というものを強く意識する。

日曜日の17:30から18:00に滞在。カランをやっと11機並べた浴室は8人ほどの相客でほぼ満 員。学生も多いし、まだ風呂無しアパートも残るエリアだと思う。気軽に使える風呂が無くな って困る人も多いのではないだろうか。

上がりは、十条の蕎麦屋「武蔵野」。能登の「宗玄」なども置いてあった。十条にあっては洒落 た店内。接客も悪くないし、商売っ気もある。そば湯は、おそらくそばの煮汁に、さらにそば 粉を溶かし込んだもの。それらに比べて、蕎麦の味と香りが少々貧弱だったかなぁ。。。

《前回訪問:2005.01.14.》

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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