燕湯(台東区上野) 2007.10.26

台風20号の影響で雨が強くなってきた。御徒町での飲み会の前に、燕湯でひとっ風呂。。。

アメ横に近く、上野駅に最も近い銭湯の一つ(最も近かった激シブの「松の湯」が最近ひっそりと廃業してしまった)。

伝統的木造銭湯。脱衣所の天井も高いけど、その上に居宅が載っているのでビル銭の趣きすらある。恐らく、敷地の奥行がなく、普通は浴室後方の居宅部分を脱衣所の上に置いたのだろう。

浴室は、幅2間半、奥行4間ほどと少しスリムなもの。天井は2段型。やや天井高が有る感じがする。

奥壁には、巨岩を配した岩風呂風になっている。残念ながらメインの大滝は機能せず、現在の焚出し口は下に小さなものが有る。



ビジュアルは、大岩を除けるように、中島師の富士山のペンキ絵。絵の上に窓がある珍しい浴室構造になっている。

湯温は高いという先入観があったけど、意外にもアンダー42度。あっけに取られるほどだった。

注意書きが多い銭湯でもある。浴槽で顔や身体を擦ってはいけない。見つけたら番台に連絡せよとある。「通報」要請まで記しているのは珍しいだろう。無意識に顔くらいは擦ってしまうので、少し緊張する。

上がりはミーティングを控えているので、飲み物は我慢する。

上野の町に根付いた古い銭湯。朝6:00から営業開始という点で、東京では特殊な位置づけにある。

朝湯はもっと熱いのかも知れない。だんだんとその辺りも気になってきた。朝湯に浸かってから相場に向かう証券マンなんてのも居るのか・・・。

なお、朝が早いので、同湯の仕舞いは20:00と早い。