安浦(横須賀市安浦町) H15.7.26

柏木田が関東大震災後だんだんと衰退していくなかで、安浦は拡大し、最盛期には150軒のカフェーがあったらしい。
もともと安浦港近くを埋め立てた海辺の新開地だったけど、90年代に安浦港自体も埋め立てられ、海はさらに遠くなった。

そして、90年代の埋め立て後、かつての痕跡を残す建物群は急速に消滅した。
しかし、微かに女性街の痕跡を見ることができる。
なお、ここは現役の女性街で、いくつかの店は未だ風俗店として営業している。



日の出浴場向かいの建物〔現存セズ〕





摺りガラスには「良美軒」とあった。廃業した床屋だけど、
もとはそういった屋号のカフェーだったのかも知れない。


カフェーの特徴である1階部に小屋根のある建物
数多の客がそぞろ歩いただろう路地


タイル使いが見事というか異様・・・。





このお宅も1階部に小屋根がある




カフェーとしては大店だっただろう・・・。


カフェーとしては大店だっただろう・・・。





日の出湯





京浜急行(旧湘南電気鉄道)開業時(昭和5年)から残る貴重な駅舎同社唯一の遺構
〔現存セズ〕


駅前の佐野医院(昭和6年)〔現存セズ〕


ウサギが餅をつくステンドグラス




古い鋳造の街灯に唯一オリジナルの照明器が残っていた


入口が引っ込んだ「定番」の造り




旅館が建ち並ぶ路地だった。
街灯に旅館の古風なガラス看板の残骸がある。








鮮やかな紫色のタイルが目を引いた