日の出湯（横須賀市安浦）

京急安浦から徒歩５分位の安浦町三丁目の「日の出湯」に行ってきました。
主目的は、港町の旧カフェー街だった安浦町の撮影で、締めに、銭湯という行程でした。

脱衣所は関東大震災後に建てられたものを修繕はしているが、そのまま使っているとのこと。見た事はないが、合掌造りになっているとのこと。（但し、まったくそのようには見えない）跳ね上げ式のガラス窓や、浴室との仕切りのガラス格子のデザインがレトロだった。

かつてはペンキ絵があったであろう壁は塗りつぶされていて、少々、寂しい感じ。しかし、その下には２つの湯船を跨ぐ幅広いタイル絵（池の鯉）。さらに、女湯との仕切りにも大きなタイル絵が３枚、ほぼ仕切り全面を塞いでいた。

小生はビギナーなのでよく分からないのですが、「銭湯の謎」でご教示いただいた情報によれば、鯉の絵は「鈴栄堂」の銘があり、女湯との仕切りの絵の２枚には「章仙」の銘がありました。

脱衣所の浴室との境の壁にもタイル絵があって、それは「胡山」という銘が入っていた。

主人に話しを聞いていたら、オリジナルポスターを示された。私は知らなかったが、若い人に人気のあるアーティスト（聞いたけど忘れました）が書いてくれたとのこと。

大正末には８０軒、戦後は全焼した柏木田遊郭の代替も兼ね１５０件のカフェーが軒を連ねたという横須賀の女性街の真ん中にある銭湯。女湯の方はどうなっているのか、聞き忘れてしまった･･･。

旧カフェー街の面影は旅館から転用されたアパートや家があるくらいで僅かしかありませんでした。

それと、駅前近くに１５年前に廃業した（地元人談）銭湯（煙突も建っている）と、地図に載っていない「松の湯」というビル銭がありました。

鷹取温泉（追浜）