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よろづ湯
 (武蔵野市吉祥寺本町) 2015.10.23.






同湯は大正時代の創業、現在は昭和39年築のモルタル&質の悪い新建材の建物に替わっている。そのせいで、レトロというよりもボロ銭的。しかし、浴室には、中島さんのペンキ絵、藤井タイル工事店施工の浴槽後方のモザイクタイル絵、葡萄をデザインしたタイル張りの男女境、古いタイル遣いのプレーンな2列並びの島カラン、3センチ角の床のタイル等々。昭和30年代の銭湯の原風景が残っている。昔ながらに浅井戸の水を重油で沸かす。多少濁りを感じるのは井戸の成分か。柔らかいお湯で、やや熱めながら熱い程ではない。

付近は吉祥寺の歓楽街。久し振りに行くと、風俗店などが並んでいた同湯の向かい側が大型の新しい瀟洒なビルに変っていた。

《前回訪問:2010.11.05.》



















浴室の窓サッシにはモール硝子がはめられていた。







同湯近くのお好み焼きの「まりや」。昭和30年創業。落ち着いた座敷でお好みを頂いた。






1階の3つの座敷があり金曜日の夜に我々だけ。何とも言えないレトロな雰囲気だった。






看板建築風の二階家。


まりやもよろづ湯もヨドバシカメラのすぐ脇の一角にある。