亀の湯(横須賀市汐入) H17.9.18

昭和2年か3年築。これぞ横須賀銭湯の典型と呼べる銭湯だと思う。
佐野の「常盤湯」とはご親戚。鎌倉の「滝乃湯」とともに、小生の心を癒してくれる、大切な場所である。

同湯に浸かった後、ドブ板通りを抜け、知らなければ決してたどり着けない、横須賀中央の「ラーメンつたや」に行く。

横須賀が過熱していた昭和30年から50年続く老舗。同湯のご主人も常連客だったようだ。昭和30年代は夜中の3時までの営業。今は9時で店を閉める。老齢の女将は、移り来た横須賀の姿を淡々と話してくれた。

ビールとチャーシューの千切、葱、キユウリをラー油であわせたものを頂く。自前のチャーシューは美味しかった。さらに、チャーシューメンを食べたが、いわゆる「中華そば」としては絶品だと思う。

30年使っている包丁が折れたのが、気になった。


《H15.10.26.のレポート》





牛乳の本数が少ないのが寂しい。


旧型のおしどり錠が並ぶ。


なかなか素敵な女将だけど、顔を隠されてしまった。
この後、大滝町の「ラーメンつたや」に行ったら、
同湯のご主人をご存知だった。「最近は来てくれないけど・・・。」
電話帳は女将の名前になっていた。
恐らく、既に亡くなられているのだと思う。


寺岡式のアナログ体重計


故笹野富輝氏の絵なのかな。
「おじいさんと息子さんかお孫さんか、2人で描きにきた」と。

2年前に伺ったときは剥がれていたペンキが、
綺麗に塗りなおされていた。
清潔を旨とする女将の几帳面さだと思う。


このマジョリカタイルは、同じイニシャルのものが名古屋・新元湯
にもあった。同年代の建築という類似性がある。

















大滝町・ラーメンつたや
既に廃業したけど、この通路は銭湯への道だった。
屋号を聞き忘れたが、カメラの背側に銭湯があった。

(注)「山王温泉」。2005.9.24再訪時に確認。