差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2018年7月16日月曜日 11:54
宛先: 銭湯ML (sento-freak@freeml.com)
件名: 巣鴨湯(豊島区巣鴨)
ナカムラです。今日(7/1)は、「巣鴨湯(豊島区巣鴨)」に行ってきました。巣鴨駅(山手線等)から、1.2キロ、14分くらいです。
最寄りは都電荒川線庚申塚電停で、そこからは0.2キロ弱。
6月の梅雨明けは初めてのことらしい。梅雨明け初めての週末。昨日は母校での用事があり、今日は散髪や買い物といった諸々を終え未訪の銭湯ということで巣鴨地蔵通り商店街を抜けた巣鴨湯へ。
同湯は大型のマンションの1楷に入っている。建物の側面に古くはないガス焚きのステンレスの煙突が伸びている。植栽が配された入口には「巣鴨湯」とある。しかし、傍らの袖看板には「コインランドリー寿賀茂」。表記が異なる看板が並んでいるのは珍しい。袖看板は古い物ではない。どんな拘りんなだろうか。
花王の暖簾を潜れば、SakuraG錠プラ札の下足箱が並んでいる。自動ドアの上のガラス絵は前衛的な、人間の顔をモチーフにしたものだ。
相方が女将さんに2人分の風呂銭を渡し、小生はスタンプ帳にスタンプをもらう。相変わらずの超鈍足の道行き。同湯は女将さんの齢と同じで、ここ巣鴨の地で67年になるという。一方、会社はもっと古いのよと付け加えるように教えてくれた。
男女湯ともカウンターで下足札とロッカー鍵を交換する。大塚記念湯もそうだった。男湯はともかく、女湯が交換式だったのは珍しいと思ったけど、豊島区の銭湯はこの方式が多いのかな。裏を返せば女湯の鍵の持ち帰りが多いということなんだろう。
ロビー横にHOゲージの鉄道模型のレイアウトが敷かれ、東京スカイツリーの周りを回っている。往年の急行列車の“サボ”なども飾ってあるので、鉄分が多い関係者がいるのだろう。
脱衣所の広さは、籐敷きで幅4間、奥行は3間半くらい。ただ、一部ロビーが食い込んでいるので、そこそこのゆったり感。ひょっとしたら、番台だった時代があるのかも知れない。
ロッカーは外壁側にSakura3錠のものがずらりと並んでいるほか、サウナ客専用の縦長のロッカーもある。余計なものが一切ないシンプルな空間。少しだけ殺風景かなという印象を受けた。
天井は高くはないものの浴室の広さは4間四方と大型だ。だた、グレー系の内装とタイル遣いということと、照明の少なさということで、少し暗い印象がある。
島カランは、中央の柱の関係で、段違いに2列。カラン数は男女境側から7・4・4・4・4・0。床のタイルは中判4枚で1つの幾何学模様を構成している。
浴槽は奥壁から外壁側にL字型に伸びている。男女境からボディーマッサージ×2、ショルダー、バイブラ&赤外ランプ×2、座ジェット、温湯、水風呂と並ぶ。それぞれゆったりとした広さ。湯温は42度を割るくらいの温め。温湯槽など40度を割っている印象。ガスで沸かしたお湯はなかなか円やかだ。
入らなかったもののプラス300円で使える乾式サウナもある。
上がりはロビーで瓶入りの牛乳を頂く。女将さんはカウンターで夕食を取っている。家族経営の過酷さを垣間見る。先月は駒込の亀の湯が廃業。近々、また近所の銭湯が暖簾を畳むと聞く。城北エリアも段々と寂しくなってきた。
日曜日の19:00から19:50に滞在。最初は2、3人しかいなかった相客は、20:00に近くになるに従ってだんだんと客が入って来る。都合、10人余りといったところか。
上がりの一杯は近くのニュー加賀屋で一杯!
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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
URL: http://furoyanoentotsu.com(風呂屋の煙突)
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