新宿に手持ちのカメラを売りに来た友人とヨドバシカメラのカメラ売場で待ち合わせ。天ぷらとビールで腹拵えの後、オペラシティ・アートギャラリーの篠山紀信の写真を見に行く。

篠山紀信の写真は特に好きだという訳ではないけど、写真技術とオリジナリティはもの凄いものがある。巨大な写真は迫力があったけど、点数が少なく、凡な写真展だったかな。。。

その後は浅草に出て、夕方の浅草を歩く。六区に残っていた5つの映画館の閉館日(10/21)まで10日を切った。映画館の写真を撮っていると、やり切れないのか常連客に八つ当たり的なヤジを浴びる。分かるけど、28年通い続けたというキャリアがさほどでないのが納得できなかった。

六区から帝国湯までは2キロほど。久し振りの再訪。同湯は大正5年創業。現在の建物は昭和27年築の4代目。典型的な東京銭湯。全てが古い姿で残っている。脱衣所と一体になったいい庭がある。浴室の側面の窓が木枠で、その外側にも庭。豪華というのとは違うけど、庭と、そこから入る風がいい。

浅草周辺の銭湯には、浅草の3映画館の文字だけのポスター3枚が並んで貼られてきた。同湯で見たのは、21日までのプログラムの最後のポスターだった。“長い間、ありがとうございました”という言葉で締めくくられていた。

鎌倉の清水湯でデビューした友人は、一人で沼津・吉田温泉に入るまで、数軒のキャリアを積んだ模様。この銭湯にも満足してくれたようだった。

友人は浅草の紀文寿司が気になっていたけど、戻る気力がないので、上がりの一杯は上野に出て、「神田っ子」という居酒屋で飲んだくれた。

小生、4時起きでサッカーのテレビ観戦からのスタートだったので、早々に眠りに落ちてしまった。

横浜の友人も乗り過ごして、結局、藤沢のカプセルホテル泊だったとのこと。

《前回訪問:2010.08.22.》
帝国湯(荒川区東日暮里) 2012.10.13..
チケット。この写真の展示は無かった
紀文寿司
最後のポスター
浅草六区。浅草中映劇場、浅草名画座、浅草新劇場