月見湯温泉(世田谷区赤堤) 2012.04.07.

4月の桜と5月のツツジの季節に、毎年の恒例として敷地内が公開されてきた代田橋の和田堀給水所の水道施設(大正13年、昭和9年)を花見がてら見学。水道施設のセキュリティは厳しく立ち入れる機会は少ない。

和田堀給水所の表に4月1日から10年に及ぶ「建築構想のお知らせ」が掲示され、恒例の一般公開も今回が最後と言われている。

大正13年築の二号配水池は”築山”のようで土木遺構として面白みに欠けるけど、コンクリ打ちっ放しの円筒形の建築物の昭和9年築の一号配水池は趣きのある建物だ。今回は北側の一部しか立ち入れないのが物足りなかったけど、小さい頃から親しんできた地元の風景に別れを告げることができて満足だった。

そして、花冷えの今日、身体はすっかり冷え切ったので久し振りの天然温泉・月見湯温泉へ。伝統的木造銭湯を快適にリノベートした快適銭湯だ。レトロというのとは違うけど、浴室の2/3が浴槽で、そのお湯は客が多いにもかかわらずあくまでも澄んでいる。サウナと源泉の水風呂の往復は極楽。地元赤羽のテルメ末広と甲乙付けがたいトップクラスの銭湯だと思う。土曜日の夕方なので客は引きも切らなかった。

※参考:和田堀給水所(2005年5月)
※参考:駒沢給水塔(2005年10月)

《前回訪問:2008.01.01.》


下高井戸駅
駅前市場は寂れていた。。。
一号配水池(昭和9年3月竣工)
和田堀給水所全景
二号配水池(大正13年8月竣工)