雲翠泉(荒川区東日暮里) 2008.05.31

梅雨入りの発表はないけど、連日の雨降り。今日は、夕方から谷中で鍋喰らい部の集まりがある。その前に、上野で「バウハウス・デッサウ展
(東京藝術大学大学美術館)」、「写された黒田清輝(黒田記念館)」を経由して、三河島の銭湯に向かう。

喜楽湯、玉の湯の何れかに入ろうと考えていたけど、上野で時間を使ってしまって、玉の湯は未見。そして、久し振りの雲翠泉を見たら素通りできなかった。同湯は東京銭湯の中でベストいくつかに入る優れたレトロ銭湯だと思っている。

戦前の建物、瑞々しい庭、珍しいセンター浴槽、大塚画工所の峯雲画のタイル絵、早川師のペンキ絵といずれもなかなか素敵だ。

東京の銭湯が450円になるというニュースが入ってきた。脱衣所では年配の方がそのことを不安気に女将と話している。生活の銭湯が450円というのはやはり高い感じがする・・・。年金生活者であればなおさらだと思う。タクシーのように客離れが起きないといいけど・・・。

土曜日の17:00から17:45に滞在。相客は4人ほど。いい銭湯だけど客は少ない。

時間が押しているので、タクシーで谷中・朝日湯の向いの「フレール」へ。今日は総勢10人でチーズフォンデュ。チーズは大好物。そして、初めて食べる本格的なチーズフォンデュは期待を裏切らない美味しさだった。


気の置けない大切な友人たち。夜半までとても楽しい時間だった。
来月は根岸で湯豆腐。不肖・ナカムラが幹事を仰せつかっているけど、夏の湯豆腐はどんな趣きなのかな。


《前回訪問:2003.09.18》








塩素系の洗剤で洗ってしまったのかなぁ。。。


タイル絵周囲のマジョリカタイルのデザインは精密だ。








浴室脇の庭。脱衣所脇にも植栽や池、滝の跡がある。





戦災で焼けた地域とそうでない地域が混在している。


喜楽湯


正面は東京博物館。因州池田藩の表門を移築したもの。


黒田記念館(昭和3年築/設計:岡田信一郎)