目次 川崎市貝塚町・吉の湯 2018.05.01. |
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差出人: Masayuki Nakamura ナカムラです。 今日(5/1)は、「吉の湯(川崎市川崎区貝塚)」に行ってきました。川崎駅(東海道本線等)から、1.0キロ、10分くらいです。 ソニーの施設が多かった御殿山という地名は何度となく聞いたことがあるけど、意識して歩いたことは無かった。原美術館のある辺り。大崎駅から行くと斜面を登る坂が見当たらない。原美術館へはかなり回り込まないと登ることが出来なかった。高輪に続く高級住宅地なんですね。因みに、原美術館は休館日でした。 川崎に用事があり、その任務を終え、辻野帽子店でオリジナルのパナマ帽を新調したあと貝塚町の吉の湯へ。貝塚町は川崎にいくつかあるドヤ街の1つ。今はそんな雰囲気はほとんど無くなったものの、たまたま同湯の隣に「丘園荘」という簡易宿泊所が今でも営業を続けている。 14年振りとなる吉の湯。花道の左右にはコインランドリーと斜向かいの印刷工場の第2工場。さらに、隣のドヤとの間に、営業はしていないようだったけどコインシャワーがある。コインランドリーなどの建物の奥には前栽も残っており敷地に余裕ある銭湯だ。土管を継ぎ足した油井型の煙突もどっしりとしている。 暖簾を潜り左右にある下足箱は木札の松竹錠。正面の傘立てには一部“FUJI”錠が残っていた。 脱衣所に足を踏み入れると、グレー木目プリントの前面がカーブした番台。内装も木目プリントの昭和中期的合板。天井も簡素な桟に天板が支えられ、微かに撓んで見えなくもない。まだ照明が点る前の17:25。久し振りの典型的な川崎レトロ銭湯に感情が込み上げて来る。 同湯の見どころは多いけど、フルオープンな男性用トイレは類を見ない。番台からストレートに見通せる位置に小用の便器が置かれている。ドヤ街の銭湯ゆえかなと想像している。 2段型天井の浴室は、島カラン1つ、奥壁に深浅2槽のシンプルなもの。バイブラと赤外線ランプは非稼働。静かな空間にただただ熱い湯(43度)が足される浴槽。だいぶ加水して入ったけど、直ぐに温度がどんどん上がって行くので、デフォルトが熱い仕様のようだ。筋肉疲労を癒すには熱い湯にサッと入るのがいい。土地柄、伝統なのかも知れない。 ビジュアルは、奥壁にこの2/24に描かれた見附島と富士山のコラボ。広い男女境には広重の”箱根湖水図”のタイル絵。 月曜日の17:35から18:15に滞在。相客は途中から増え、都合10数人ほど。 上がりの一杯は駅前の焼き肉店「食道園」。50年を超える老舗らしい。高い肉もあるけど、安い肉もメーニューにあるのが良心的。美味しい店だった。 |
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![]() 川崎駅前の辻野帽子店。四代目からパナマ帽を頂く。 |
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![]() パナマ帽を新調。小生にとっては安くない買物だけど、クラフト紙の紙袋に入れて渡されるのは川崎に合っている。 |
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![]() 駅前の食道園。安くて美味しい焼き肉店だった。 |
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