横浜にぎわい座に「ダメじゃん小出の黒く塗れ!Vol19."新春18きっぷ"」を聞きに行く。芸人の鉄ネタが何ともいい。今回はいくつかのネタの最後に”北斗星”の話があって、「鉄渦7」の特急トキに乗った幼少の”小出ナオキ”ネタに次ぐ良さだった。

お笑いの後は、野毛山の「富の湯」を想定していたけど、昨年の春頃に廃業してしまったようだ。松島館は昨年行ったので、友人と相方と3人で朝日湯に向かった。

5年振りの三訪目。昭和26年築創業の伝統的木造銭湯。横浜切っての熱い湯の銭湯だ。

和太鼓。木板に描かれた丸山さんの見附島(軍艦島)のペンキ絵が郷愁 を誘う。相客は無く、友人が熱くてとても入れなさそうなので、47度から42度まで、温度を下げ過ぎた嫌いもあったけど、ゆっくりと長湯する。

直ぐに熱くなると思っていた湯温がなかなか回復しないので少々焦った。湯温の調節は自動 ではないようだ。上がる頃、初めて知ったことだけど浴室に短くブザーの音がこだました。懐かしい響きだ。

程なくして、70、80度のお湯がかなりの勢いで注ぎ込まれた。直ぐに、ご常連も入 れないような熱い湯に戻っていくのだろう。

上がりは、まず古谷乳業の瓶入りの「りんご果汁100%」で軽く水分補給した後、野毛に繰り出す。

向かうは、鯨やふぐ、いわし料理の居酒屋の「村田屋」。小さい頃あれほど嫌いだった鯨ベーコンの味噌汁。今、時折好んで鯨ベーコンを食べるなんて考えもしなかった。そして、こちらの鯨ベーコンは経験したことのない上品で美味しいものだった。鯨肉は馬刺しのような美味しさ。しかし、下層の民の重要な蛋白源だったあの鯨肉が今や高級食材。。。

《前回訪問:2007.10.06.》
朝日湯(横浜市西区中央町) 2013.01.19.
戸部駅への道すがらの「萬歳湯」。土曜日定休のはずだけど、16日に休んだということで営業していた。エントランスに庇が付いて、以前とは趣きが変わっていた。