田浦湯（小田原市扇町）

田浦湯（小田原市扇町）　H18.8.6

久し振りに、小田原に出て、旧抹香町の私娼窟跡を散策する。
この２年間で、いくつかの建物が姿を消していた。

田浦湯は、小銭湯の珠玉といっていい。
鎌倉･瀧乃湯のように、裸電球だったらいいけど、そこまでは望むまい。
日曜日の１７：００から、しばらくはひとりだけだった。
子安の井川湯か田浦湯か･･･。心を癒す場は、こんな銭湯がいい。

《2004.5.2訪問レポート》

床は亀甲型タイルでカランも｢湯｣の刻印がある垂直押しのレア物が並ぶ。主人は、くすんだ絵をみながら、ペンキ絵職人(北鎌倉･新世美術)の廃業を寂しそうに話していた。
脱衣所の幅は驚愕の狭さ。小生が好む、横須賀銭湯よりはるかに小振りだ。
暖簾の後ろには行灯型の古風な看板がある。夕刻は、情緒があるだろう。
	夕食は、客の出入が多かった、くまもとらーめん。あの｢桂花｣で働いていた方のようだ。
小田原銭湯２軒のうち、もう１軒の中島湯廃業してしまった、政の湯	高菜ラーメン６９０円。黒さに面食らった。味は、桂花の「阿蘇｣の方が、数段上と感じた。