中の湯(横浜市西区藤棚町)

中の湯（横浜市西区藤棚）　2007.4.21

今日、明日と「野毛大道芸｣。野毛を散歩した後、戸部駅から｢記念湯｣、｢萬歳湯｣、｢朝日湯｣、｢西の湯｣とまわって、急坂の願成寺坂上の｢中の湯｣で休憩。戸部周辺は横浜の中心に近いけど、渋い銭湯が多く残っている。街もなかなか渋い風合いだ。

同湯は、昭和２７年築の伝統的木造銭湯。県営藤棚団地は風呂付に建て替ってしまい、団地住民の風呂という位置づけは変化している。
昭和４０年代前半には、拡幅の中普請をしている。その頃が、客の入りではピークだったようだ。

奥壁には、丸山師の｢西伊豆　15.5.8｣がある。いつも担当していた絵師が廃業したので、丸山師に話が行った。
ペンキ絵がある、萬歳湯も朝日湯も、丸山師のペンキ絵。横浜市は中島師の絵が多いけど、ここら辺は丸山師の地盤なのかな。

上がりは「一番搾り｣２５０円。
１８：００から１９：２０に滞在。写真を撮らせてもらったり、大将と話をしたりしていて、長居してしまった。

野毛山の｢富の湯｣を経由して、かなりのアップダウンを歩いて、再び野毛に戻った。
野毛大道芸の余熱が残っていている。店々では、飲んで、語っている人が多い。

締めは｢トモ｣で一杯。この店では、客はみな友達という雰囲気がある。隣客の若い娘が大船の人で、｢観音食堂｣や地元のラーメン屋の話で盛り上がった。

《2007.4.21.戸部銭湯密集地域》

《2004.5.3.訪問レポート》


丸山師の｢西伊豆　15.5.8.｣ペンキ絵の下には水槽が仕組んであって、鯉が泳いでいる。実母散の湯がたっぷり満たされているのもいい。

	時計には｢白銀堂｣とあった。かつて藤棚の商店街にあった時計店。